資格

今さら聞けない!司法書士になるメリット・デメリット【資格の本音】

司法書士になるメリット・デメリットを膨大な口コミデータから分析し、わかりやすく解説します。

司法書士を目指そうか迷っている方にも、これから勉強しようとしている方にも、分かりやすくメリット・デメリットを5つずつ挙げてみました。

記事の後半にまとめも掲載しているので、最後までしっかり読んでくださいね。

司法書士とは?

司法書士は、法的な書類や手続きに関する専門家で、法務省が認定する国家資格を持つ者のことです。

主な業務は不動産の登記や遺言書の作成など法的文書の作成や手続きを担当します。また、裁判所での訴訟代理や法的トラブルの解決にも携わります。

司法書士は一般の人々が法的な手続きをスムーズに進めるお手伝いをし、法的なアドバイスも提供します。

法律に関する広範な知識を持ち、公正で信頼性のある仕事を通じて社会に貢献します。

司法書士になるメリット

司法書士の資格をとることは様々なメリットがあります。

司法書士の資格取得は時間と努力を要しますが、その努力は将来への投資と考えることができます。

以下では、司法書士の資格を取得するメリットについて特徴的な点を5選ご紹介します。

1) 幅広い仕事が行える

司法書士の資格を取得すると、法手続きのスペシャリストとして、不動産登記・商業登記(会社登記)・裁判事務・成年後見業務など、幅広く濃い仕事に携わることができます。また、最近の法改正により、簡易裁判所訴訟代理権が与えられ(訴訟額140万円以下)、法廷に立ち弁論することも可能になりました。今後も活躍の幅は広がっていくとされており、枠に囚われない幅広い仕事ができることがこの資格の大きなメリットです。

2) 安定した収入が得られる

司法書士が行う不動産登記や商業登記などの業務は、法律上、司法書士の独占分野です。一般人が誰でもできるわけではなく、登記事務は全国で幅広く行われています。そのため、司法書士は安定した収入を見込むことができます。実際の平均年収も高い水準にあり、男性の31.7%が200から499万円の所得を得ており、1,000万円以上も16.6%もいます。

3) 社会的信頼が得られる

司法書士は法律の専門家としての地位を持っています。そのため、周囲からの社会的信頼も高く、プロフェッショナルとしての存在感を示すことができます。また、個人や法人が法的な問題に直面した際には、司法書士が専門知識と経験を活かして解決策を提案することが期待されます。

4) 自己啓発の機会が豊富

司法書士は業務上、常に最新の法令や判例などの知識を保持する必要があります。そのため、資格取得後も自己啓発の機会が豊富です。セミナーや研修会などに参加することで、知識やスキルを深めるだけでなく、他の専門家との交流も図ることができます。これにより、さらなる成長やキャリアのステップアップが可能です。

5) 社会貢献の機会が広がる

司法書士は、法律上の手続きをサポートする立場にあります。そのため、個人や企業の法的な問題解決や公正な契約締結などを支援し、社会全体に貢献する役割を果たすことができます。また、弱者や困っている人々への支援も行うことがあります。そのような社会的意義のある活動を通じて、自身の仕事に意味や喜びを見出すことができるでしょう。

司法書士になるデメリット

司法書士の資格を取得するには様々なメリットがある一方で、実はデメリットも存在します。

以下にて司法書士の資格を取得するデメリットを5つご紹介します。

1) 難易度の高さ

司法書士試験は非常に難しい試験として知られています。広範な知識や法律の理解が求められるため、合格するためには相当な勉強と努力が必要です。時間をかけずに取得することは困難であり、長期間の学習と対策が必要です。

2) 専門性の高さ

司法書士は不動産や登記関連の業務を担当しますが、その分野に特化した専門的な知識が求められます。業務には法的な責任も伴うため、誤りやミスを犯さないよう十分な知識と経験が必要です。専門的スキルを磨くためにも継続的な学習が欠かせません。

3) 厳しい競争

司法書士は需要のある職業であり、その結果、受験者数も多く競争率が高いです。一つの試験会場で数百人以上の受験者が競い合うことも珍しくありません。合格するためには他の受験者との差別化や努力が求められます。

4) 業務の負担

司法書士は、不動産関連や民事訴訟など様々な業務を引き受けることがあります。このため、時には多忙でストレスのかかる状況に直面することもあります。クライアントからの要望や法的な手続きに対応するため、時間管理やストレス管理が重要となります。

5) 経済的負担

司法書士試験合格には学習費用や参考書代、試験料などの経済的負担が伴います。さらに、実務を行うためにはオフィスや設備なども必要です。これらの負担を軽減するため、就職先や事務所を見つける必要もあります。

司法書士になるメリット・デメリットまとめ

本記事では、司法書士になるメリット・デメリットについてまとめました。

司法書士の資格を取得することには明確なデメリットは存在しません。むしろ、資格を取得することでさまざまなメリットが得られることがわかりました。

まず、司法書士の資格を取得することで安定した収入を得ることができます。不動産登記や商業登記など、法務局に対する申請業務は司法書士が行うことができるため、需要があります。また、登記事務は全国で幅広く行われているため、仕事の安定性も高いと言えます。

さらに、司法書士の資格を取得することで社会的な信頼性も高まります。
法的な手続きに関わる仕事を行うため、専門知識や経験が求められます。そのため、司法書士の資格を持つことで信頼され、頼りにされる存在となることができます。

司法書士の資格を取得することには明確なデメリットはありませんが、取得には一定の努力が必要です。合格するためには勉強や試験対策に時間をかける必要があります。しかし、その努力は将来の安定した収入や幅広い仕事へのチャンスにつながることを考えれば、十分な価値があると言えるでしょう。

参考:日本司法書士会連合会

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